2023/02/15 17:06
2023年1月、JICA草の根協力事業「ザンビア丸森プロジェクト」の専門家派遣でザンビアに行ってきました。
ザンビアはアフリカ大陸の南部にある国です。プロジェクトで支援しているルサカ州では、乾季の収入源として養蜂を推し進めています。副産物であるミツロウに関しては、使われず捨てられている現状ということで、その活用についてワークショップを行ってきました。
今回作ったのは、ミツロウを使ったローションバー(固形の保湿剤)です。作り方がシンプルで、ビンなどの容器を購入する必要もないところが、この地域に向いているのではないかと考えました。初めて出会う保湿剤に、みなさん興味津々でした。
また、将来これを販売していくことを想定した、パッケージ作りのトレーニングも行いました。ザンビアでは自国の加工品自体が少なく、あったとしても、きちんとラベリングされた商品は少ないそうです。今回は、パッケージに原材料や生産地などを明記し、商品の安全を伝える重要性についてお話をしました。日本にいると品質表示を読まないこともしばしばですが、売られているものが当然信頼できるというのは素晴らしいことなんだなと感じました。
ミツロウラップについては簡単に紹介する程度でしたが、作ってみたいという方もいましたので、現地の駐在員の方を通して後日レシピを配布しました。ミツロウをいろいろな仕方で活用できるようになってほしいなと思います。私も近いうちに、ザンビア産のミツロウとチテンゲ(ザンビアの布)を使ったラップ作りに挑戦したいと思っています。